躑躅の蜜
- iroiro-official
- 5月16日
- 読了時間: 1分
更新日:9月29日
先日まで咲き誇っていたツツジも、花を落としたあとは一転して、どこかもの寂しい姿を見せています。
ツツジは、漢字では「躑躅」と書きます。
初めて目にしたときには、なかなか読めない難しい字ですよね。
ツツジは春の俳句で詠まれる季語であり、静岡県の県花として親しまれています。
普段は道端や生垣に咲いていて、気にも留めずに通り過ぎてしまうようなツツジ。
ツツジについて母に何気なく話すと、なんと母が小さいころにはツツジの蜜を吸っている子がいたんだとか。
公園で見かけるツツジの多くは毒を持ちません。ですが、同じ仲間のレンゲツツジには葉や花、蜜に毒があり、外見だけでは見分けがつきにくいのです。
昭和の時代の子どもたちのたくましさを想像しては、ハラハラしつつも少しほほえましく感じました。
ふと立ち止まり、身のまわりのものに目を向け、それを誰かに話したとき、
そこには自分が知らない様々な世界が広がっているかもしれません。

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